大映・京都『眠狂四郎・魔性剣』(安田公義監督)で、このほど眠狂四郎が、尼さんとの愛欲場面を撮影した。尼は青蓮院といい、狂四郎(市川雷蔵)の命をねらう五人の女性の中のひとり。ふんするのは若松和子。尼の身ながら狂四郎を自分の僧庵に誘い、よろこびの最中に他の女を手引きして、手裏剣を打たせようとする。“狂四郎シリーズ”もこれで六作め。“剣と色気”を売り物にした作品だけに、狂四郎は数多くの女性との愛欲場面を演じてきたが、尼とは初めて。

 カットが進むにつれ熱っぽいふんいきに包まれたが、演技に熱がはいりすぎて必要以上に着物がはだけると、すぐさま直してやる雷蔵に、「さすがフェミニストだな」とスタッフたちは雷蔵を評していた。(西スポ 04/22/65)