京都市 |
伏見区 |
『若親分シリーズ』のロケ地探訪 |
◆関西在住のS・K両人の労作・雷蔵ロケ地探訪◆ Sさんは映画の場面まで探し出してくれました。左が映画の場面・右が現在の姿です。しかし、感服のひとことにつきる・・・・。
『若親分を消せ』勝巳が渡る東高瀬川の橋。左後方に三栖閘門(みすこうもん)が見える。この橋は『若親分乗り込む』でも使われている。ワイズ出版の「シリーズ映画・大映篇」の167ページにも出ている。 『若親分を消せ』の同じ橋。小日向英子と勝巳が橋の上で話しているところ。勝巳のうしろにちょっとだけ見える建物に注意。映画の中では1秒間も写っていないが、その建物が今でもある。 『若親分を消せ』小日向英子と勝巳が自転車で行く三栖閘門。向こうにもう一方の閘門が見える。自転車で通った閘門は現在工事。早く工事終わってほしい。(現在ではきちんと整備され一般に公開されている。詳細は三栖閘門資料館) 『若親分を消せ』自転車で閘門付近を行く二人。ここは高圧線が多いところ 。 『若親分を消せ』自転車の二人、鎧組の連中とぶつかる。後ろに見える閘門の入り口の石柱。当時は2本、今1本。 『若親分出獄』中新門組鋳物工場を襲う。うしろの建物に注意。このへんで残っているのはこの建物だけ。今では変電所。特徴ある屋根の形と、塗りつぶされているけれど、窓の数でそれだとわかる。「出獄」にも三栖の閘門が出てくる。終わり近く鋳物工場での中新門組との西部劇のような打ち合いの場面。あの鋳物工場は現在の京阪電車の中書島駅の周辺だと思われる。今ではすっかり整備されて、公園や体育館となっている。 『若親分乗り込む』憲兵隊に殺された磯田親分の葬儀の列が通る川沿いの道。伏見の有名な酒造工場(松本酒造)の酒蔵のあるところ。ワイズ出版の「シリーズ映画・大映篇」168ページにも出ている。
『若親分乗り込む』憲兵隊から逃げる脱走兵とそれを助ける南條武。雷蔵さんがひょこひょこと走って渡る橋。現在のすみくら橋は全体が高くなっているが、むこうの土蔵が残っている。酒屋さんの酒蔵らしい。 『若親分乗り込む』海軍制服姿で憲兵隊の不正を訴えにいく南條武。白い手袋。川沿いの道。右は同じところの現在の様子。 『若親分乗り込む』武を川の対岸から監視していた憲兵隊がサイドカーで肥後橋 を渡り、襲撃するところ。右は同じ肥後橋の現在の様子。 おまけ・・・ 『中野学校開戦前夜』
『中野学校開戦前夜』病院裏の水門。左に立つ影ー椎名次郎、右に立つ影
ー小山明子さんの一ノ瀬秋子。右は現在の工事中の三栖閘門。
『中野学校開戦前夜』病院裏の水門。一ノ瀬秋子の合図で急襲され、ピス トルで応酬する椎名次郎。工事中の閘門でこの土台の石を見つけた。平成14年 2月11日現在では、残念ながら、この上に薄くコンクリートが塗られていた。 しかし形はそのまま。この写真は昨年末撮影したもの。 ◆各地点は京阪電車中書島駅(特急も止まります。)から近く、徒歩でそれぞれ3分から10分ぐらいのところです。 ◆S・Kご両人、どうもありがとうございました。みわも負けずにロケ地探訪にがんばります!!◆
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