結婚はいつ?

八尋: 雷ちゃんはいくつなの、何時結婚する。

市川: 二十九ですよ。

八尋: もう二十九なの。七ぐらいかと思ってた。二十台でするか、三十台でゴールインかな。

市川: そりゃ二十台ではしませんな。もう今からでは間に合いませんな。二十台といっても、来年の八月で三十になるでしょう。あと一年でというのは無理ですな。

八尋: どういう人と結婚するだろう。

市川: さあ、どうですか。

八尋: もちろん、仕事に理解がないと困るわね。映画界の人を選ぶかな。

市川: そりゃ、やらんですな。

八尋: やっぱり、理知的な人やろか。

市川: も一つ、イメージがわかんのですがね。

八尋: 雷ちゃん、家では割と、暴君やろな。

市川: そうでもないですよ。

八尋: 奥さん、可愛がるだろうかね。(笑)

市川: まあ、まあ、可愛がるでしょうな。

八尋: 相当吟味してもらうだろうね。

市川: しかし、吟味するとなると、とことん吟味したいし、吟味してからいらんというわけにいかんし、(笑)そうでしょう。むつかしいですね。結婚は。

八尋: 思いやりはあるかも知れんね。

市川: そう神経質に考えんでもいいかもしれないんだけど、何んか、僕は神経質すぎて心配で、結婚には億怯ですね、しかし、これでいい、奥さんもらえたら、云うことないですな。

八尋: 一遍ぐらい、悪妻をもらうか。(笑)

市川: それもいいことだと思いますね。ぐーっと人間的な深みを増すでしょうな。悪妻もらって苦労することも。

本郷: うちのおふくろがね、これで雷蔵さんがいいお嫁さん貰えば良いのにって、心配してましたよ。(笑)

市川: 誰しも思うことでしょうが、良い奥さんもらいたいもんですな。