いよいよ大菩薩峠を目ざしてバスは進みます!

 

◆小菅川の水源の源頭にあたる大菩薩峠。東の小菅川と西の笛吹川・日川などの分水嶺でもあるのですが、中里介山著「大菩薩峠」によると〜昔、尊い聖が、東に落ちる水は清よかれ、西に落ちる水は清かれと祈って、菩薩の像を埋めた。〜というわけなのです。これは昔、峠から舶来仏の十一面観音像が掘り出されたという事実を踏まえているようです。

◆小説「大菩薩峠」は、主人公の一人である(読破すれば解る主人公の多さ!)青梅沢井村の名門道場の跡取りだった机竜之助が、この峠まで登って来て峠を通りかかった老巡礼を、理由もなく辻斬りすることによって始まる果てしのない漂白流転の物語です。

◆作者の中里介山(1885〜1944)は奥多摩の入口にあたる羽村の出身で、未完の大作の大長編小説「大菩薩峠」は介山が二十六歳の明治43(1910)年から創作に入り、大正2(1912)年から都新聞の連載がスタートしました。以来昭和19(1944)年に介山が亡くなるまで書き続けられました。

◆大菩薩峠と、宇津木文之丞と神前試合をして一撃で倒した武蔵御岳神社に文学碑があります。

 

小林さんが出演されている『大菩薩峠・完結篇』

 意気揚々と登山のするはずだったのですが、あくまでもバスで行ける所まで行って、そこから徒歩の予定でした。ところが、当初の予定が変更でバスがワンサイズ大きな小型バスとなったため、大菩薩峠登山口までは行けない事が判明!!(道幅が狭くて、登山口まで上がれない!)結局、富士を眺めて満足、満足で諦めました。でも、いつかは立ってやる!大菩薩峠の頂に!!(後日、立ちました!)

帰途に立ち寄ったのは・・・マンズワイン・勝沼ワイナリー


もちろん、試飲の前にお決まりのワイナリーツアーをやりまして、期待の試飲、大好きなショッピングそして記念写真。

こうして秋の大菩薩峠ツアーも無事終了。黄昏の新宿に帰着しました。お疲れ様でした。

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