去る二十日より封切られた大映カラー総天然色映画『千姫』の全国封切成績は、大阪アシベ劇場の454万円を先頭に、各館とも女性層一色に染めて、快調の出来ばえであった。
主要館の興収は次のとおり。
福岡大洋のみ四日目まで『千姫』、五日目より『新しき天』 を併映。他は『千姫』と『こんな奥様見たことない』の併映であった。
なお「アシベ劇場」の454万円は開館新記録である。
名古屋地区で新記録を樹立 (中部支社発)
『千姫』の三館週計は次の通りの快記録を樹立したが、今年に入り300万を超過したのは、正月二週の『花の三度笠』と『金色夜叉』の十日間に続く297万650円で、『月よりの使者』を遥かにリードした大ヒットであった。「千歳」のみをみると正月二週より動員数、興収ともに遥かに抜いて本年最高であった。
千歳劇場、平和劇場、納屋橋劇場三館合計の成果は
封切前には吉田御殿の線には全然触れずに、戦国の悲劇の女性として堂々と取りくんだ大映の製作態度に一抹の不安はあったようだが、快記録を生んで各座館はホッと胸を撫でおろした観がある。
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