絶大な人気を集め前期終る
投票総数二万六千九百四十三票、全国津々浦々から寄せられたはがきは本社のデスクに山積し、「日本一スター・歌手選定」にふさわしい幕切れだった。さすがに今回は各スターとも全週を通じて、最高の得票数を示し、流行歌手陣の美空ひばりは八千百五十三票、終始一貫独走を続けて堂々たる貫録をみせ、続いて永遠の美丈夫長谷川一夫、進出スター山本富士子、ますます老巧味を加えた小畑と、それぞれの分野にあって栄えある首位の座を確保した。
惜しくも二位に甘んじたとはいえ、中村錦之助、若尾文子、春日八郎、江利チエミらもトップのスターと互角の勝負を続け若い世代の大きな支持を得ているので、引続き七月より始まった後期人気投票の結果に十分期待しうるものがある。

絶大後期も同様に募集
七月一日から既に実施

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